2015年01月06日

恥、エレベーターの防犯カメラ

防犯と言うとね、

最近多いのでしょうが
うちのマンションの
エレベーター内にも
カメラがついていて、
その映像は1階の
エレベーターを待つ場所の
上のモニターで
見ることが出来ます。

防犯上
エレベーターの中が
今どんな状態か
見ることが出来るわけですね。

先日、夕方
一人で帰ってきて
エレベーターを待ちつつ
何気なくモニターを見上げると
丁度6階から人が乗って来たところ。

高校生くらいの男の子かな?
いたって普通の。

イヤホンをして
ちょっとアゴを出したり引いたり
しながら乗り込む姿が映ります。

お気に入りの音楽でも
聴いているのでしょう。

男子はボタンを押すと
真っ直ぐエレベーター後方に向かい
そのまま正面にある全身鏡に向かい
ややかっこつけたポーズで
アゴを上げた角度で
ノリノリの自分を見ています。

ああ
そういう時期なのでしょうね。


丁度その向きに
カメラがあるので
イキっている表情も
いい角度で
バッチリ写ってしまっているのですが
本人は音楽にのめり込んでいて
気付いていないのか、
まさか人が見ているとは
思ってないのか…

何か少し嫌な予感を
抱えつつ
じっと見入る私。

すると
エレベーターの中の男子が
鏡に向かって
ノリノリで歌い出した様子。


しかもどうやらこれはあれだ。


ラップだ。


あーあー

あかんあかん。


モニターの中で
首をすくめ
肩を入れて
激しいラップの動きを
鏡の自分に向かって繰り出す
普通高校生男子。


これはいかん。

これはいかんぞ。


なぜか変な汗をかいて
キョロキョロしてしまうと、
いつの間にか隣に人がいて
ビクッと驚く。

隣には、
モニターを真顔で見上げる、
同じ階に住んでいる
真面目そうな中学生男子が。

「あ、こんにちは…」
と、お互い挨拶をして
非常に気まずい感じで
また同時に見上げる。


何これ。

帰りたい。


モニターに目を戻すと
高校生男子は
もうすっかり両手が
フレミングの法則に
なっていて
フレミングで前髪を払い
フレミングを交差させ
フレミングを胸に叩きつけ、
鏡の中の自分を指さし
HEY!YO!YO!真っ最中。


あーいかんいかん。

これは
夜中に自分の部屋でやるやつ
ちゃうかな。

一人PVだ。

人に見られたらあかんやつや。

どうしよう。


降りて来た男子の
恥ずさを考えると、
なんかもう
ソワソワとゾワゾワが止まらず
思わず歩き回ってしまう私。

これは…
どういう顔で迎えてあげたらいいのか!

こんなところ人に見られてたと知ったら
私ならその場で
ジタバタ!と悶絶死するかもしれない。

降りてくる男子と
目を合わせる自信がない!

ふと振り返ると、
そこにはいつの間にか
荷物を積んだ台車の手すりを持ち
ガチャピンのような呆れ半目で
モニターを見つめる配達の中年男性が
増えている!


やめてやめてもう

見ないであげてーーー!


思わず叫びそうになった時、
更に家族連れが3人
後ろからやってきて
モニターを見上げる。


いかん

これは…


殺傷事件になるかもしれん。


やばいやばい
もう1階に着くよエレベーター。

どうする?

皆、一回解散せえへん?

これ、かわいそうすぎへん?


思わず
『目撃者への逆恨み』
とか
『復讐』
の字が脳内に躍り出し、
もう半ば本気で心配になって来て
エレベーターが到着すると同時に
壁のくぼみに隠れる私。

それを横目で見る住人達。


皆も早く隠れろ!!


目で訴えるが皆動かない。


そしてエレベーターは
ついに1階へ。


くーーーー

どんな顔で降りてくるの?


隠れはしたが、
ここまできて
反応を見ないわけにもいくまい。

こっそり陰から見ると、
扉が開くと同時に
満足げに振り返った男子の
イキり顔が消えたところだった。

全員真顔で注視という
地獄の光景を目の当たりにし、
男子はものすごく小さく
「おっ…?」
と声を出し
一瞬ひるんだが
すぐに何事もなかったかのような
顔でイキって去って行った。


いやいやいやいやいや


さっきまで
フレミングYO!YO!
やったやん

一瞬
足早に去る男子の周りを
ニヤニヤ飛び跳ねながら
「え?何?『おっ…?』って何?
 『おっ…?』とか言うたら
 余計恥ずいやろ?
 どうしたん?
 『おっ…?見てたの?』て
 思ったん?
 何か言わなと思ったん?
 思わず出たん?
 『おっ…』って?
 まあいいや
 とりあえず今どんな気持ち?」

と、マイクを向けたくなったが
グッと押さえて、
やっと来たエレベーターに
その他の方々と乗りこんだ。


エレベーターの中の空気は
心なしか重かったが、
全員の頭上に浮かぶのは

「これから気を付けよ!!」

一点だったように思う。



防犯も人目も
とても大事ですが
こういうことにも
気を付けましょう。
posted by 2丁拳銃・修士の嫁 at 12:01 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

悩、防犯についてA

前回のつづき。

子供の防犯について。


他の日。

娘が学校の帰り道に
友達女子と4人で歩いていると
老人ホームから
出てきたおばあちゃんが
「こんにちは〜どこの小学校?」
と、話しかけて来たことがあったと。

そらそんなん普通にあるやろ、と
思うのだが、
防犯意識を極限にまで高められた
今の子たちには
ちょっとした事件のよう。


ある女の子は笑顔で挨拶をして
答えようとした。

でもある女の子が
「知らない人と話したらダメだよ!」
と遮った。

答えようとした女の子は
「おばあちゃんだから大丈夫だよ!」
と言い返し、
その場に居た女子たち
それぞれで意見が分かれ
「おばあちゃんはいいんだよ!」
「知らない人だからダメじゃん!」
と軽い口論になったと。

どっちもわかる。

帰宅した娘はそれを一通り説明した後
困った顔で
「ああいう時はどうしたらいいの?」
と聞いてきた。

「んんん?」
と腕を組む私に
更に質問する娘。

「『挨拶はしよう』
 と
 『知らない人と話したらダメ』
 どっちを守ればいいの?」


私は
そのままブリッジする勢いで
上を向いて

ううううーーーーーん!!!

とハッキリ唸り、

考えた結果

「まず挨拶は大きな声で返そう。
 そして近所の老人ホームから
 出てきた時点で
 その人はそこの住人という
 可能性が高く
 もしそうならば
 それは不審者ではなく
 『近所のおばあちゃん』なので
 少しくらい話してもいいのでは。
 しかし、
 近所の人ならこの辺りを歩く
 小学生の通う学校のことは
 知っているはずなので
 小学校を聞いてくるということは
 この辺りの人ではない
 ということも考えられる。
 もちろん最近そこに入居した人かも
 しれないが
 不審者という可能性もないとも
 言い切れない。」
 と、いう部分をはしょって…

「そういう時は
 挨拶だけ大きな声でして、
 あとは
 『すみません!』の
 一点張りで足早に去ろう」

と提案。

おばあちゃんはさすがに
ないだろうけど、
もし不審者だった場合
隙を突かれたら大変なので
挨拶しても決してヘラヘラ
立ち止まったりせず、
芸能リポーターを
かわす大女優のごとく
毅然とした態度で
『今は話せない感』をアピール、
でも話せないことを
申し訳なくは思っていますよ、
でもほら事務所がうるさいんで…
みたいなあの感じで!

と、いう熱いアドバイスが
心に届いたかどうかは
わからないが
娘は「わかった」と言った。

しかし何が正解なのか
私もいまいちわからないことも。

ただ、老人ホームから出てきた
おばあちゃんは
労りなさい、と教えたいのに
一応警戒せよ、とは
なんとも悲しい話です。

でも警戒心が高まっているのを
大丈夫大丈夫、と
緩めて行くのも不安。

とりあえず
おばあちゃんは大丈夫!で
いいのか。

もう後は
各大人も空気読んで
察するしかないですね。

もし子供に話しかけて
困った感じで無視されても
「けしからん!」
じゃなくて
こんな世の中なんだから
「あ、そうか
 学校で言われてるんだ」
と思わないといけない。


でも
子供への嫌な声掛けや
連れ去りを防ぐには
地域の大人の目って
本当に大事だと思うのです。

目の届かない住宅街の死角も、
住んでいる人達がちょっとだけ
意識するだけで
死角ではなくなり、
人の目のない死角を減らせば
犯罪がしにくい街になる。

一日一回でもいい。
洗濯物を取り入れるついでに
チラッとでもいい。

特に子供の下校時刻や夕方には
地域全体が
道往く子供たちの様子を見る。
変な人はいないか見る。

そんな
不審者が一番嫌う「人目」を
意識的に作ることで、
子供たちを守ると同時に
空き巣や性犯罪なども遠ざけ
皆が安心して住める街に
なるのではないでしょうか。

防犯ベルも
もちろん大事ですが
毎日どこかで遊びや誤作動で
鳴っているのを聴く昨今、
正直やや緊張感が
薄れてきてしまっているあの音に
大人がどこまで敏感になれるのか。

なので
何かが起こってしまう前に
まず犯罪をしにくい街にすることが
一番の『防犯』ではないかと…


あれ?

何これ

なんかこのまま
出馬してしまいそう…

でも、やっぱ
「お前ら早よ帰らんかい〜」
という、うるさいおっちゃんや
「あら〇〇ちゃんどこ行くん?」
という、おせっかいなおばちゃんが
いる街も犯罪はしにくいと思うので、
私は不審者扱いされても
地域のうるさいおばちゃんを
目指してみようと思います。


posted by 2丁拳銃・修士の嫁 at 02:28 | TrackBack(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

悩、防犯について

うーーーん…

と思うこと。

この前、
娘たちを連れて
近所のやや大きめの
公園に行きました。

姉妹で
サッカーをやり出したので
私はベンチに座って
休憩。

しばらくすると
2人が不安そうな顔で
走り寄って来る。

どうしたのか聞くと、
知らない人が
「かわいいね〜きょうだい?」と
聞いてきたので
曖昧な返事で逃げてきた、と。

二人の遊んでいた方を見ると
スポーツウェアでジョギング中の
普通の老夫婦の
上品そうな奥さんが
「あらあらどうしたのかしら」
という風に
ニコニコ佇んでらっしゃる。

とりあえずそちらに会釈して、
2人に
「いやいやあれは怪しい人では…」
と、言いかけるが
先日学校からのプリントに
書いてあった言葉がよぎる。

『知らない人にはついて行かない』

『知らない人に
 声をかけられたら警戒すること』

『名前や住所など個人情報を聞かれても
 絶対に教えない』

今や全国の子供たちが
家でも学校でも
昔よりも徹底して
教え込まれていること。

これを娘は忠実に守った訳だ。

昨年は特に
子供の連れ去りや
怖い事件が目についたこともあり、
うちでも何かにつけて家族で
防犯意識を確認し合っていたので
子供たちもやや過敏になっている。

知らない人に
個人情報を聞かれたので
答えず逃げた。

教えられたとおり。
でも正しいかどうかといえば
どうなの?

でもこれ
どう言ったらいいのかな?

「あの人は大丈夫で、この人はダメ」
というのも
まだ判別できないだろうし
混乱させそう。

男性はダメで女性は良い?

おばさんは大丈夫だけど
おじさんは気をつける?

いや
それも実際はわからないから
言い切れない。

とりあえず
大人を無視するのはよくないので
「返事はしなさい」と
言いたいところだが、
きょうだいかどうかを
答えるのはOKで
名前はダメ、
じゃあどこまでは
話しても良くて何がダメなのか?
これまた混乱させそうだし
境界線を教えるのが難しい。

となると
やはりいっそのこと
話しかけてくる知らない人は
男でも女でもおじさんでもおばさんでも
不審者の可能性が
ないとは言い切れないので
基本的には「無視して逃げろ」と
統一して教えるのが
一番の危険回避になり、
得策かもしれない。

あとは成長と共に徐々に見分ける力が
つくのを待つしかないのか。

でもなー
なんかなー


私は
近所のおばちゃんが
何かとおせっかいに
子供に話しかけるのも
地域の防犯になっていると
思っているので、
それがなくなっていくのも
悲しいなあ。


その数日前のこと。

マンション自宅の階で
娘とエレベーターから
降りようとしたら、
この階に遊びに来ていた
小学生だろう
男子3人がDSをしながら
私たちが降りるのを待たずに
強引に押し戻す形で
乗って来たので

「あ、降りる人が先だよ〜
 あとDSしながら歩いたら
 ぶつかるから危ないよ〜^^」

かなり優しい声で
言ったのだが誰も返事をしない。

ジャリん子チエのテツばりに
「返事せんかい!」と
ごく自然に頭をはつきそうになったが、
こんな時代なので
「返事!」とでも
言ったならもしかして
不審者として
通報されるかもしれない。

それに
娘と同じ学校の子かもしれないので
気をつけて声をかけなければ…

そんな一瞬の迷いの隙に
ドアは閉まり
エレベーターは階下へ。

自分の不甲斐なさに
うぬぬ…と
前のめっていると、

娘が聞いてきた。
「知ってる子供?」

「え?知らない」

「知らない子供に
 話しかけたら
 ママ不審者だよ」

「えっ!」

もうすでにその時点で
不審者認定だったとは!


「嫌な世の中やな〜」

つい
言ってしまいそうになるのでした。


              つづく
posted by 2丁拳銃・修士の嫁 at 02:09 | TrackBack(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする